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印籠エコバッグ / INROU ECO BAG

●印籠エコバッグ 『甲冑柄』
水戸黄門でおなじみの、葵の御紋の印籠。
印籠を携帯することは武士の正装であり、自分の個性を表現する重要な小道具でした。
そんな印籠をモチーフに、携帯に便利な折り畳みエコバッグを考案しました。
今や買い物に不可欠なエコバッグも、現代の「粋」を表す小道具であると同時に、ある種の正装とも言えるのではないでしょうか。

バッグの甲冑柄は、大切なお買い物と環境を守るために、家康が関ヶ原、大阪夏の陣で着用した縁起の良い「伊予札黒糸威胴丸具足」をモチーフにしました。

●印籠エコバッグ 『初音の調度柄』
三代将軍家光の長女千代姫が、尾張徳川家に嫁いだ際の婚礼調度、国宝「初音の調度」。
それは源氏物語「初音」の巻を意匠とした金の蒔絵で、樹木や岩の輪郭に文字を重ねる葦手絵の手法が使われています。
その豪華さは一日中見ても見飽きることが無い「日暮しの調度」と称されました。
それに比べて婚礼行列は、幕府の質素倹約を世に訴えるためにむしろ簡素でした。
そんな千代姫 の嫁入り道具に、もしもエコバッグが加えられるとしたら?そんな事を考えながらデザインしました。

 

名古屋ゆかりのデザイナーたちが作る新しい名古屋のお土産「メ~ブツ」として、2010年に展示した作品です。

© ATSUKO ONO PRODUCT DESIGN

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